オイカワ
コイ科(ハエジャコ亜科) 河川の中・下流域や湖沼にすむ。側線は完全で、下方に著しく湾曲し、赤味をおびた7~10個の横斑が体側中央や下方を中心にして並ぶ。5~8月に岸寄りの流れの緩やかな浅所の砂礫内に産卵し、婚姻色は鮮やか。川の中流域でふ化した稚魚はいったん流下し、幼魚になってから溯上する傾向が強い。比較的開けた場所を好み、藻類や底生昆虫を食べ回ったり流下昆虫を待ち伏せたり、多様な食い方をする。カワムツと共存する関西の川では、腸の長さがいっそう長くなる傾向がある。通常はハエまたはシロハエなどとよばれる。
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