アブラボテ
コイ科(タナゴ亜科) 九州北部では平野部のやや流れのある細流や灌漑用水路に、濃美平野や琵琶湖周辺では湧水が流れる細流や池にすむ。雌雄ともに幼魚のときから黒ずんだ体色で、雄の婚姻色は重油色になる。産卵期は3~7月。貝のまわりに強固ななわばりを形成し、産卵直前の雌も、またなわばりをもつことがある。福岡県柳川市の水路では、水底に埋泥したマツカサガイなどに卵を産みつける。1回の産卵行動で20個以下の卵が産み出される。全長6~7cm。
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